「猪口(チョコ)でつながる」
プロジェクト
小林多津衛の民藝コレクションは猪口(チョコ)から始まりました。
江戸時代から広く使われたチョコは、ほとんどが職人の手作業で作られ、絵付けも絵師の手作業で、一つ一つ筆で描かれていました。
1人で1日に300とか500という数を生産していたといわれています。
チョコは庶民が使う安価な器でしたが、柳宗悦はじめ民藝の人々が、その中に潜む美しさを世に広めたのでした。柳の薫陶を受けた多津衛も、チョコの美しさに魅了され、若き日から蒐集を始め、今は500を超えるチョコが保存されています。
「平和と手仕事多津衛民芸館」コレクションの象徴でもある「チョコ」を通じて、望月の人々とのつながりを深めようと、「チョコプロジェクト」が始まりました。江戸時代に作られたチョコを、町内のお店で使っていただくという試みです。
ユーシカフェ、グースケ、OKブレッドがこの試みに賛同してくださり、お店で出す商品に利用していただくことになりました。
民藝は「用の美」といわれるように、使う中で美しさを増す品々です。チョコで黒豆茶を飲んだり、お酒を酌み交わしたり、お総菜を食べたりする、お店の中に江戸時代の庶民の空気が流れれば、とてもうれしいです。
このプロジェクトを通じて、地域に暮らす人々、若い世代や高齢の人々、そして旅する人々が民藝に触れ、かつての循環型社会に想いを馳せていただければうれしいです。
民藝は本来生活と共にあったものだから、チョコも手に触れ肌で感じ、実際に使ってみて、その良さを再発見していただければと思います。その中で平和や地球環境の大切さに想いを馳せていただければ、望外の喜びです。
また、各お店の猪口の商品に使用されているコースターをお持ちいただくと、当館の入館料が1回無料に!美味しいものを楽しまれた後に、ぜひ当館にお立ち寄りください◎
望月パスタ食堂 Güsk
佐久市望月 100-1
0267-78-5773
https://www.instagram.com/gusk_restaurant/
Güskさんよりメッセージ◎
先人のみなさんの精神、文化に触れ、 日本の手仕事の素晴らしさを改めて感じます。 ただ使うだけでなく、民藝の精神に則り、 自分たちなりに工夫し、知恵を出して 新たな価値を見出していきます。
このプロジェクトを通じて 古の文化に思いを馳せると同時に、 明るい日本の未来のために 今、この時代に生まれた自分たちに何ができるのかが大事だと考えます。
旬の食材を Güskなりにこしらえたお料理とともに 猪口で先人方の文化に触れ、 民藝や手仕事に興味を持っていただくきっかけになれたら嬉しいです。
NPO法人 多津衛民藝館
Photos by (C) 2020 Sayaka Takizawa
Copyright (C) 2020 tatsuemingeikan All rights reserved
TEL/FAX : 0267-53-0234
E-mail: tatsuemingeikan@gmail.com
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