アート・コーヒー・クラブ
日常生活を通して美術史を学ぶ入門書:
現代の生活や労働から、地域社会や神秘の世界まで。
美術史家でアートの深い観察のガイド「ディープ・ルッキング」(2022年)の著者、ロジャー・マクドナルドによる気軽で楽しい講座です。
地域生活、戦争、労働や資本主義といったテーマを通して美術史を学ぶ、ユニークなプログラム。私たちが住む時代の様々な問題や可能性を考える上で、昔の画家たちが描いた世界からヒントが見えてきます。
皆さんも見たことがある名画はもちろん、普段はなかなか見られない作品も交えながら、リラックスした「サロン」の雰囲気でアートについて学びます。
講義の学びだけではなく、所々で作品を「ディープ・ルッキング」、深い鑑賞をして、作品の時代の音楽も聴きながら、美術を体全体で体験します。
コーヒーとお菓子を楽しみながら、絵画を通してちょっとした世界の旅をしませんか?
各回のテーマと日程:
第1回 9月 10日(日)
資本主義と慈悲の絵::レンブラント、ゴヤ、ゲインズバラ。オランダ17世紀から資本主義の基礎が定着し、画家はどうやってこの新たな生き方を描いたのか?
第2回 9月 24日(日)
人間の献身と苦悩の絵:ジョット、フラ・アンジェリコ、ルネサンス初期。どうやって画家たちはキリストを描いてきたのか?
第3回 10月 8日(日)
帝国と支配の絵 :海洋画を描いたウィレム・ファン・デ・フェルデ、マオリの人々の肖像画を書いたことで知られるチャールズ・フレデリック・ゴールディなど。ヨーロッパの植民地主義はどう画家たちによって標章され、権力に使われたのか?
第4回 11月 5日(日)
現代生活、産業、孤独の絵:ターナー、ホガース、ベルト・モリゾ、モネなど。産業革命と日常生活の近代化をどうやって画家たちは描いたのか?労働、風刺やジェンダーの視点から考えます。
第5回 11月 12日(日)
大地と労働の絵:ミレー、ピサロ、ゴッホなど。激しく機械化が進む中、画家はどうやって失われていく農村文化や自然を描いたのか?
第6回 11月 26日(日)
共同体と平和の絵:セザンヌ、ケーテ・コルヴィッツ、キルヒナー、ダダなど。規律と抑圧に対する芸術の挑戦と戦争と暴力に対する画家たちのメッセージ。
第7回 12月 3日 (日)
神秘と恍惚の絵:ブレイク、ピカソ、郭煕(かくき)など。人新生の時代において新たな倫理観をアートから探れるのか?
各回 13:30 ~15:30
会場:多津衛民芸館
定員:各回10名
参加費:各回 2,000円
(資料代・コーヒー又はお茶・お菓子代込み)
全7回参加:12,000円(1回分無料!)
お申込み:
お申込みフォーム➡ https://ws.formzu.net/fgen/S88
お電話➡ 多津衛民芸館 0267-53-0234
1998年から展覧会のキュレーター、美術大学非常勤講師。
2010年望月に移住、個人美術館フェンバーガーハウス館長。2022年に出版された「DEEPLOOKING:想像力を蘇らせる深い観察のガイド」著者。多津衛民芸館理事。
NPO法人 多津衛民藝館
Photos by (C) 2020 Sayaka Takizawa
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TEL/FAX : 0267-53-0234
E-mail: tatsuemingeikan@gmail.com
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